日本のお米って美味しいですよね。メモとして。お米の種類は大きく分けて、ジャポニカ種やインディカ種、ジャバニカ種に分類されます。 日本米はジャポニカ種に含まれるもので、更にコシヒカリやあきたこまち、ひとめぼれなどの品種に分けられます。 これらはコシヒカリ系と呼ばれ、ヒノヒカリやミルキークイーンを含めた全5種類が存在します。
ササニシキとコシヒカリ
一方、ササニシキやキヌヒカリ、つや姫はまた違った系統の品種で、それぞれ独自の個性を持っているのが特徴です。 日本米を代表するコシヒカリは、数ある品種の中でもお米の最高傑作と呼ばれています。 しかし、もっと美味しいお米を作ろうとする日本人の情熱や意欲によって、次々と新しい銘柄が登場しているのも事実です。
日本とお米の歴史
お米の歴史に目を向けると、古くは稲の原産地の中国から南アジアを経由して、日本へと伝わったとされています。 日本の稲作は縄文時代の中期頃に始まり、今でも弥生時代に掛けて使われてきた水田の遺構が存在します。 弥生時代のお米の生産量は1粒あたりから400粒ほどでしたが、現代では約5倍の2千粒くらいに増加しています。 これは長いお米の歴史の中で続けられてきた、品種改良と水田開発のおかげです。
お米が経済
お米は乾燥状態だと長期保存できることから、昔はお金に代わるものとして重要視されており、日本以外の国でも確認されています。 日本だと年貢で知られていますし、石高制と切っても切り離すことのできない仕組みでした。 領主や家の財力、勢力を測る指標だったくらいですから、改めて考えるとお米は小さいながらも凄い存在です。 近代以降は第二次大戦後にパン食が定着したり小麦の消費量が増えるまで、お米が日本人の意欲や活力を支えてきたといっても過言ではないでしょう。
ご飯のこれから
今ではすっかり消費量が減少傾向にありますが、それでもご飯を食べないと力が出ない、パンよりご飯という人は少なくないです。 お米の流通は定番の精白米を始めとして、玄米や発芽玄米も人気ですし、洗米の工程が省ける無洗米も定着しています。 このように、ニーズに合わせた商品が開発したり流通させることで、お米の消費量を回復させようと努力が行われているわけです。 お米の歴史の中で、お米はただ炊いて食べるだけでなく、お酒や煎餅などの米菓の材料としても、活用法が開発され確立しています。 また、お湯や水を加えるだけで炊かずに食べられるアルファ米といった、非常時に使いやすい保存食も登場しました。 お米を使った料理は海外に輸出され、現在ではお米を食べる文化のない国でも、日本のお寿司が普及しています。 逆に、海外にはお米のデザートや様々な加工食品がありますから、日本人もまだまだお米について知らないことだらけです。