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気分屋日記

蕎麦はどこから来てどこへ向かうのか

タイトルはゴーギャンじゃないですが笑、ちょっと気になって調べてみました。蕎麦は季節を問わず食べることができるようになりました。

原始人も食べていた?!そばの昔

蕎麦の歴史は意外と古く、9000年以上昔にあったとされています。これは高知県の遺跡から蕎麦の実の花粉が見つかっており、調査の結果蕎麦の原型となるものがあったことがわかりました。ですが実際食べ物として用いられるようになったのは奈良時代より少し前であり、その当時は麺ではなく、お粥として食されていた記録が残っています。平安時代になると和歌にも蕎麦の存在が出てきて詠まれるようになりましたが、現在のようにおいしい食べ物というよりは飢餓に備えて食すものであり、非常食としての意味合いが大きかったです。

現在のそばに至るまで

非常食として用いられているのは、蕎麦の特性にあり、蕎麦は荒れた土地でも育ち、種をまいた後5日で発芽、30日目では開花となり70日ほどで収穫適期となります。このようなスピードのある穀物はあまりなく、年に3回収穫することも可能な植物のため主食としてだけでなく非常食として蓄えられるようになりました。その後江戸時代になり麺に近い形となり、現在に引き継がれています。